第77回深川海さくらを開催いたしました。
まずゴミ拾いの記録になります。
●参加者:56名(男性:30名 女性:19名 子供:7名)
●可燃ごみ:26.6kg(12袋)
●不燃ごみ:34.8kg(16袋)
●回収非対応(傘など):2.4kg
●リサイクル対象物:10.4kg
●合計:63.8g
快晴で絶好のゴミ拾い日和となった第77回深川海さくらは、まず代表挨拶からはじめさせて頂きました。そこで代表より、深川海さくらではハゼ釣りのイベント開催地としておなじみの越中島公園のビオトープエリアで、来年より環境保全活動を開始したいとのお話をさせて頂きました。本家海さくらは江の島でアマモの再生活動をしていますが、同じように深川海さくらでも、越中島公園のビオトープに多様な生き物が住める環境づくりをしたいと考えています。本日はその前段階の調査も兼ねて、東京都公園協会が実施する「すみががわオープンテラス」のイベントに協力し、ハゼ釣りと生き物調査を一部のスタッフと深川海さくら参加者で実施することとなっており、ゴミ拾いの後に越中島公園で合流することになりました。こちらの活動については後述させて頂きます。
続いておなじみ柿沢未途先生より、「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」のイベントについてご案内を頂きました。このイベントは東京オリンピックと同時に、障害をもった方の芸術作品を紹介するイベントとしてスタートし、今では一大イベントとして深川に定着しました。9月に豊洲、10月にいよいよ深川にやってくるご案内をして頂きました。詳しくは以下のHPをご参照ください。
トップページ – アートパラ深川 (artpara-fukagawa.tokyo)
こうしてゴミ拾いイベントがスタートしました。写真と共に活動をご覧ください。
本日はより多くの参加者にいらして頂き、街のゴミもいつもより多く拾う事ができました。
面白いゴミ拾った選手権も大いに盛り上がり、益々活気が出てきました。そして最後に集合写真を撮り、ゴミ拾いの部は終了です。
続いて、東京都公園協会さんの「すみだがわオープンテラス」および、ビオトープ調査の様子をお伝えします。
越中島公園は富岡八幡宮からは徒歩15分くらいかかりますが、墨田川に面しており開放感があって景色も抜群です!そしてこの場所で、すみだがわオープンテラスが開催されており、寺田さん率いる「ココペリプラス」がビオトープを使ったハゼ釣りイベントを実施しています。そこに午後の部として深川海さくら参加者の皆さんが合流させて頂きました。
まずは調査から。スタッフと参加者の一部の方が「ウエダ」という水中に入るためのウエットスーツを着て実際にビオトープに入り調査している間に、ちびっ子の皆さんには「水質調査」を実施して頂きました。水質はビオトープで水中生物が生活するためにはとても重要な指標であり、参加した子供たちは興味津々で調査キッドの色が何色に変わるのか見ていました。東京湾には様々なプラスチックごみが浮かんでいて、ゴミ拾いをしないとこれらのゴミがどんど川を伝って海に言ってしまう事を、寺田さんが教えてくれました。そしてビオトープでは、水中の生き物を網を使ってすくったり、海底の砂利をかき分けて2枚貝の生息状況を確認しました。水中にいた生き物を小さな水槽に入れて下さり、それらを興味深く見る子供たち。結果については、後日ココペリプラスの皆さんから発表して頂きますが、本日はその様子を写真でご覧ください。
そしていよいよお待ちかね、ハゼ釣りイベントの開始です。実は本日は水が干潮となっていて、ちょうどこの時間から川の水がビオトープに入り込み、釣りがしやすい状況となり予定でした。寺田さんの読み通り、釣りをはじめて少ししてから川の水がビオトープに入り、最初はなかなか釣れなかった方もどんどん釣れるようになってきました。さすが寺田さんです!!
無事に釣れて参加者の皆さんも大満足で、すみだがわオープンテラスのイベントも大成功の中終了しました。久しぶりにこの場所に来て、せっかくこのような貴重な水中生物のビオトープがあるのだから、ここに手を入れてさらに住みやすい環境が作れれば、もっと多くの生物が観察できるようになり、そういった環境を維持するために益々環境活動がさかんになると思いました。来年からはココペリプラスさん、東京都公園協会さんと活動を進めていきますので、皆様のご協力、どうぞよろしくお願いいたします。